準1級面接:イントロ

申し込み締め切りが延長されて滑り込み出願してから2ヶ月を経て、無事合格することができました。
2次の得点は31点と想像よりかなり高かったです。問題カードによって多少の難易の差はあるようです。私の問題カードは、市長が失業対策の必要性を感じて工場を誘致したら失業率は下がったものの、その工場が河川を汚染した報道も招いてしまったというものでした。『予想問題』よりもナレーションが作りやすいと感じました。過去問はあまり見ていませんが、その中では易しいほうだと思いました。

着席するまで
英検のサイトにあるような流れに持ち込むようにしましょう。

私の場合は、ドアを開けたら、面接官がかなり遠くにいたので、ドアのところで"Hello"と言って、黙って面接官に近づいていきました。鞄を持ったまま椅子に近づきすぎ、鞄を置くように指示されました。ちょっと戻って、"Here?"と軽く確認して椅子の前へ。

ポイント

  • にこやかに話すこと。
  • 無駄口は慎むこと。

この段階では減点されることはないのかもしれませんが、アティテュードを取りこぼさないことが、まず誰にでもできることです。そのためにも無駄口を叩いてしまい、焦ってアティテュードに気が回らなくなることは避けた方がいいです。ドアをノックしたら、何も言わずに待っていた方が無難です。静かな待合所に慣れない"May I come in?"を鳴り響かせて緊張してしまうおそれがあるなら慎みましょう。入室してから、着席までの間に何か喋りたくなっても、沈黙を貫いた方が無難です。沈黙が生まれても、自分から名前を言う必要はありません。鞄は道中でドロップしておかないと、鞄を置くように言われます。試験官は、このへんのトークに関しては、Q&Aや定番トークよりも若干早く話す可能性があります。


フリートーク
着席を促されてからは英検サイトのとおり。

私の場合は職業と休日の過ごし方を聞かれました。国文学の研究をしていると答え、驚いた様子で、英語は使わないんですね? と聞いてきたので、「そうです。ほとんどすべて日本語です」と答えておきました。2文目は言わなくてもいいかとも思いつつ、何とかなるだろう、と思って言ってしまいました。1文目は、"No"ではなく、無難に"Right"をチョイス。
休日の過ごし方は、野球をしているということに。「いい選手なんですか?」と聞かれ、ストレートな質問にうろたえつつ、苦笑気味に「よくわからん」と返答。「まあまあってところなのね?」のようなことを言われたので、ほとんど顔だけで同意しました。

ポイント

  • にこやかに話すこと。
  • 話が込み入るおそれがあるような答えはしないこと。

質問は定番のものなので、用意しておくといいでしょう。話が膨らまないような解答を選択すると、マニュアルのように淡白な会話にとどめられる可能性が高まると思います。当初は職業はタクシーの運転手、趣味は映画ということにしておこうかと思っていたのですが、どちらも英語との関わりがあることに気がついたのでやめました。

結果、アティテュードは2/3でした。最低ではないけど、良くはないという点数です。テンションは抑えていましたが、コミュニケーション上問題があるとは思えないので、残念な結果です。ややもすると四角四面なくらいフォーマルにいった方がよかったのかと想像します。とはいえ、どう頑張っても最低より2点しか上増しされない箇所なので、立ち上がりでのリスキーな全力投球は慎む方が身のためかもしれません。ここでもよおした緊張を後あと引きずるくらいなら、1点減の覚悟で、後に備えましょう。心配な人は声の調整もこの辺でしておきましょう。面接まで、日本語も含め、結構長い間ほとんど喋っていない状態になっていますので。