Misbehaving

Richard Thalerの新刊Misbehaving: The Making of Behavioral Economicsを読み始めました。Thalerが自身の研究の歴史を通じて行動経済学のこれまでを振り返っています。この種の本としては、以前読んだKahnemanのThnking, Fast and Slowがあって、決定版的な存在になっていますが、Thalerは学生時代にKahneman&Tverskyに出会い共同研究をしていく、いわば次の世代の研究者にあたります。心理学出身の彼らと異なり、経済学部出身ということで、そちらからの記述に特徴があるようです。

Misbehaving: The Making of Behavioral Economics

Misbehaving: The Making of Behavioral Economics

本は紀伊国屋の20%引きセールで2200円で買ったハードカバー版。本文358ページ、索引まで含めて400ページくらいですが、非常に重量感があります。オーディオで13時間36分、12万5千語程度かと思われます。